箱根十七湯巡り_Vol.2 大涌谷温泉「富士箱根ゲストハウス」と生きる喜び
足の速い宗田鰹。鰹節の原材料として有名なのは、血合いが多く、すぐ生臭くなってしまうためでもあります。その宗田鰹をお刺身でいただけるということの豊かさ♡
今まではそこにただ感動だけがあって。そしてさっぱり美味しくいただいて。
(お刺身の処理がうまい近所のお魚屋さんのおかげです・・・!!!)
今日は考えたことがありました。
お刺身にしないで鰹節になっていたら、血合いも食材になっていた訳で、
可食部はむしろ多かったのです。お刺身になったことで、失ったこともあります。
この世の中で起こることには常に両面がある、という。
自分の視野が広がった感じがしました。
この日も仕事を終えて、温泉へ。
今度のお宿には、向かう瞬間に「失敗した」と気づく感じがありました。
覚悟を決めてお宿へ。やはり写真の印象と全然違う・・。
じゃらんコメントあてにならんな、と思いつつ、
家庭的=ただの民家(ごちゃごちゃしててセンスは悪い)
貸切り=貸切の間、他の人が自由に入れるお風呂があるか?要確認(ここはなかった)
貸切り=時間が先に決められててしかも30分だった!!無理でしょ!!!?
いろいろ私にとっては無理なお宿であることは、3秒で察知したので、
翌朝始発で帰ってきました。
写真は一枚もありません。
お湯は大涌谷の特徴である白濁系でph2.1。すごい酸性。気持ちよくて、
そしてトロトロでしたが、リラックス出来ず。
だって、30分で着替えまで完了なんて。
むり。
このエリアは昨年の台風19号の被害が大きくて、
配管が崩れお湯が止まっていたのを、復旧工事で今年ようやく再開。
(まだ通っていないお宿も50軒以上あります)、
その上にまた新コロナなので、相当疲弊していると思われました。
始発で戻ってきて、畑に行ってから代官山へ。
落ち着きました。。
スタジオで待ち合わせた初めて会う彼女と、八幡通りのLBBへ。
カウンターで見ててパックものの使い方とか「だよね」、と思う点多かったし、
レストランの原点は、料理 < サービスよね、といい意味で思った。
レストランの価値には、人と人が出会うことの潤滑油としての、機能価値と。
芸術的な歓びを体験できるアートな側面があると思っています。
その比重は、レストランの目指す在り方に応じて変化します。
久々に気持ちの良い場所でした。また行きたいです。
新コロナでこうなる今まで意識してなかったけど、私は、
同じ価値観をもつ未知の世界に暮らす人と出会うことが生きる喜びの一つです。
2020年はそこに制限がかかったことで、初めて気づくことができました。
同じ時代、同じ価値観で生きていても、暮らす場所が違うと出会えない。
ネット上で交流はできるけど、
対面でしか察知できない相性のようなものとか、
同じ空間にいることでしか交換できない情報があったことを自覚。
今までは気のせいかな?と思ってたりしたことが、
気のせいじゃなく、本当にあったんだなってこと。
私たちはこれからますます、国や人種を超えて生きていきます。
その時、共通語となるものは何か。
今のところ、そこを突破するきっかけの多くは、私の場合、やはり芸術です。
という事実が面白いと思う、今や理系脳の私。
芸術脳だった頃は大変だったけど、
理系脳を鍛えたおかげで随分と生きやすくなりました。
<記録>
総合評価 ★☆☆☆☆
温泉 ★☆☆☆☆
食事 素泊まりプラン
客室 ★☆☆☆☆
接客 ★☆☆☆☆
コスト ¥4,290(¥2,310 Gotoトラベルクーポン)