お刺身Diary 〜箱根のふもと暮らし〜

2018年海の日からの食卓日記。ほぼお刺身ログです。

最強のウルメイワシと赤いか

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サラダ用の庭摘みハーブ、左からナスタチウムの葉、ウィンターセイボリー、フレンチタラゴン

長雨と蒸れ蒸れの気候からの酷暑にも耐え、育ってくれている可愛いコたち。

いただきます。

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ウルメイワシとバターナッツカボチャのサラダ

酢漬けのウルメイワシという黄金食材を大好きな魚屋で得たので、今日のサラダはとても幸せです。畑からの早どれバターナッツカボチャ&人参&キュウリ(浅漬け)。友達が持ってきてくれたコリンキー(浅い塩漬け)と、落ち葉で育った湘南小巻ファーム産東京オクラ(生)のサラダ。

 

サッパリとしつつ深みのある旨みと、爽やかで甘い野菜とハーブたちの組み合わせ。

 

ハーブは上のナスタチウムとウィンターセイボリーとタラゴン、スパイスはコリアンダーパウダーです。余りの完成度だったので、頂き物の最近好きなこのオリーブオイルはかけませんでした(絶対にますます美味しくなることは分かっているけれど、家の料理で過剰さは好みで無く、美味しい!に必要な最小限のものだけで料理をしたいと私はずっと思っています)。 

 

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赤いかとジャガイモのトマト煮

メインは、お刺身にできる赤イカと、近所のおじいが、目の前で土から掘りおこしてくれたジャガイモを、近所のスーパーで安く売られていた、イタリア産トマトピューレで煮込んだお皿です。

 

白い軽く煮込んだ家庭料理をフランスではfricasséeと呼ぶそうですが、調理方法はほぼこれに同じ。最初に炒める玉ねぎはおじいの畑からの頂きものです。

スパイスとハーブ類は、コリアンダーホール、スープセロリ、オレガノ、黒胡椒、ニンニク(スペイン産)。スペイン産のニンニクは国産のものよりフルーティで好みです。

安全性も、私はEUの安全基準の方が今の日本のものより信頼できると思っていますし(農家さん自体の話ではないです)、値段も安いのです。季節労働者を使う、というあたりに搾取はないのか(ないとは思うけど)、スプリング種の場合には中国産の種子の可能性があると下の記事に記載があり(中国産=悪いということでは無いです。残念ながら懸念点は増えるけれど。でも、根拠ないイメージは無駄を生むので自分の頭で考えたいのです。根拠ないイメージが、どれだけ値段と実態との乖離を産み、生産者にも国にも消費者にも無駄が生じていることか・・)、

純スペイン産でないのかどうか?は理性的に気になりますが、

まずもって味覚的には、素直にとてもよい食材だと思います。

 

*2017年と少し古いですが事実情報の一つとして貼っておきます

vegetable.alic.go.jp

 

ウルメイワシのサラダで使った残りのタラゴンとウィンターセイボリー他もジョイン。

ワインはイタリアのTREBBIANO D'ABRUZZO、軽やかでまろみのある白です。

 

最近、和の感性や刺身へのこだわりがますます失せてきました。

古民家(というか古い民家)に住んでいるせいか、和への鮮度が落ちてきたのか、あれほど惹かれた和食器を、重たく感じます。洋食器のシャープさが心地よいです。これもこの地で3年めを迎える時間のなせる技でしょうか。

 

将来のことは、本当にわからないのですが、海と魚介類への愛情は私の揺るぎなさです。 

美味しい夜ごはん、本日もご馳走様でした✨