お刺身Diary 〜箱根のふもと暮らし〜

2018年海の日からの食卓日記。ほぼお刺身ログです。

小田原お刺身日記について

このブログは、いま多くの人々が所有している、

高コストで持続的なもの(家・車・家族)を、

意図的に持たずに始める実験の記録です。

 


人の生きる源である「食」に、私は昔から哲学的な関心があり、

幼稚園生の時には、生えてる草や乾物で実験をしていた記憶があります。

 


食は、生体が命を保つための必需品です。

そして私たちは本質的には水も土もつくれません。

栽培技術は発達し続けていますが、

基本的には地球からのいただき物であることに、

何か、生命の象徴を感じています。

 


現時点の人間にとって必需品であるにも関わらず恵みである食べもの。

時間軸で見たときも面白くて、

生命が続く限り身体は栄養と水を必要とし、一時的なので、

常に今ここに位置していると言えます。

 


(フードテックは、同じ文脈で非常に気になる動き) 

 


日々、惹かれたものを媒介に、

季節や時間や世界を知り、

自分や環境を発見していく喜びを、

淡々と記録すべく、始めた日記です。 

 


2021.8.19初出